先ほど下記の本を読み終わって、色々と気づきがあったので書き留めておくことを目的に記事を書き始めたのだが、調査の過程で更に思考が深まったのでそれを一旦雑に書き散らしてみる。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%...

まず記事を書くに当たり色々調査したところ、実はマネージャーのスタイルには種類が複数あり、適切に発揮することが大切であることを知った。

管理職として知っておきたい7つのマネジメントスタイル | Indeed (インディード)

またリーダーシップにも多種多様なタイプが存在しており、個人の特性によって使い分けを意識することが大事であることについても言及があった。

上記内容を見て、今後マネージャーという役職が意識すべき点として、各メンバーの最適なリーダーシップスタイルを見極めて、それが発揮可能な場を創出することが挙げられそうだなと思った。

また、プロジェクト内の時々の状況に応じて、マネージャーへの期待もチーム毎で異なるはずである。そのため、マネージャー自身もチームの状況を注視しつつ、適宜マネジメントスタイルを変える必要があると感じた。ティール組織の階層モデルを適宜チームに適用するイメージである。

メンバーにリーダーシップを発揮してもらうためには各個人の特性を把握したり、胆力を持ってもらう必要があるため、その手段としてのマネージャーの営みを考慮すると諸々腑に落ちるところがある。(1on1, 目標設定, 心理的安全性)

理想としては、マネージャーはあくまでもプロジェクトのミッションを達成するためのファシリテーターだけを行い、それ以外の物事については全てメンバー内で自己完結できる状態を目指すことになりそうである。


ここで一旦あえてマネージャーのアンチパターンを考えてみる。

さほど考えずに丸投げするマネージャーはメンバーからの信頼が失墜し、リーダーシップを発揮する空気の醸成など土台無理なことは容易に想像できる。

経験からしか学びを積めず胆力でマネージャーを行なっているタイプは、ケイパビリティを底上げするような施策が打ち出せないイメージがあるのでアンラーニングしつつ、まずは体系化された知識を学習する必要があるだろう。

プレイングマネージャーになってしまっている場合は視野狭窄になりがちなので、プロジェクト進行中の課題感やチームの目線には常に気を配りつつ、隙あらば中長期的な展望を全体に示せる準備を怠らないようにするとよさそう。

自チームにしか目が向かないマネージャーは、外部要因で左右されるチームパフォーマンスに対して無力である。そのため、積極的に自らキャッチアップや協力を取り付けるための信頼を獲得しに話を聞くなどする必要がありそう。

上記のアンチパターンにハマると、本質的なボトルネックの解消に動けず、チューニングに近い改善策しか打ち手が出なくなる。もしくは、マネージャーが介入して作業を代替せざるを得なくなり、自身がボトルネックになるなど負の連鎖が起きがちなイメージがある。プレイヤーも自身を喪失するみたいな。

かつアンチパターンにハマっている時は、自身で知覚できないガチなので外部から指摘してもらう必要がある。またマネージャーはそういった指摘をオープンかつ素直に受け取り、すぐさま修正するといった度量が必要だろう。


ここまで書き散らした内容をフェーズでまとめてみる。

  1. 各メンバーがリーダーシップを発揮できる環境を整える
  2. 実際にリーダーシップを発揮して自己効力感を得てもらう
    • この最中で徐々に大きな挑戦に臨める胆力を養ってもらう
  3. メンバーがチームを越境してリーダーシップを発揮する
    • 可能な限り成功確率を上げるため、サポートは惜しまずに行う
  4. 全体にリーダーシップに対してポジティブイメージを与えていく
    • リーダーシップを発揮して業務することの楽しさを広めていく

上記が段階的に踏めていけると、いいのかなぁと思いつつ、1. のフェーズでやることが大量にありすぎそうだなというイメージを見直していて思った…w