何かの話題を話しているときに「〜絶対になります」「〜が正攻法です」のような言い切りや断定の言葉が出てくると脳内アラートが作動してしまう。

システムと向き合う際、論理主義的な姿勢を取るのは当たり前だとは感じる。ただ、対人やチームの内発的動機付けされた創発的な試みや発言に対して、ハナから経験もしていないのに詳細に外から持ってきた論理を元に事の顛末を説明されても、単に押し付けがましい態度だなと自分は感じてしまう。

ネガティブケイパビリティが低くスグに解を見出そうとしてしまう態度と言っても良いのかもしれない。コミュニケーションやコラボレーションを通じて探求する態度を取らない限り、意見を受け入れてもらうことは、その解がどれだけ正しかろうとチームに乗り気な態度を取ってもらうことは難しいだろう。

ソフト面を軽視してハード面で解決を試みる態度は、トップダウンで正解を降ろしてくるメンバーを頼るチーム体制になりがちで、それはケイパビリティの限界を個人に委ねている状況である。それは EM としては嫌だなーと。

しかし、言い切りや断定の言葉も接頭辞に「現状のまま行くと〜」「特定のケースでは〜」「現状のチーム規模だと〜」が付いたり、「〜絶対になると思います」「〜が正攻法の 1つです」と言ってもらうだけで自分の中では一気に建設的な対話や議論ができるワードだなとなるので、脳内で変更して受け取るよう訓練していきたいなと思う。(自分が変わっていくスタイル)

チームに主眼を向けた形で、メンバーの自発的なチャレンジには積極的にナッジングし学びに昇華することでチームのケイパビリティ向上に繋げ、生じた結果の責任は EM が負う感じで学びをチーム組織に蓄積貢献していきたい所存。