🌱 スタッフプロジェクトの種を蒔く
今期開発チームは OKR に戦略ベースで貢献していくことにした。エンジニアリングを用いて効果的に貢献が可能な戦略をチームで描きつつ、そこに向けて各メンバーが Will 駆動で戦術展開していく流れである。 結果、チーム全員が同じ方針に向き、多様な観点から積極的に貢献に動く様子が見られる。まだ 1ヶ月しか経ってないが下記の動きが見て取れる。 あるメンバーはチーム全体にアジャイル文化を浸透させるべく、プロダクト開発のフロー効率最大化を PdM チームと協力しながら推進し、AI 活用を広めるオンボーディング活動なども積極的に行っている。 今まではリソース効率に振っていた進行のせいで、注意散漫かつ不確実性の高い進行が続いていた。まずはフロー効率に最適化するべく、マインドセットのアップデートから丁寧に行っている。 あるメンバーはコミュニティの健全性が測れる仕組みを用意するために、大前提となる世界観の言語化から、仮説検証項目の洗い出し、AI による分析のための戦術検討を推進している。 普段表に出ない開発メンバーだが、若干あったという心理障壁を乗り越え、アジェンダのレビュー依頼が来たり、自主的にセクションを跨いだステークホルダーを集めてキックオフしていた。 アウトプットベースのプロジェクトという形で降ろしてしまえば、工夫の余地は余り無くなるため、良く言えば正解が見える状態で進行も楽だったと思う。不確実性が少ないため、マネージャーも管理はしやすい。 しかし、それでは個々のケイパビリティが発揮されたモチベーション高い状態での進行・委譲は難しかっただろうなと感じる。 上述からの学びとして、OKR 貢献のための戦略はその性質上、全体を巻き込まなければ推進が難しい状態に必然的になるため、 スタッフプロジェクト のようなものが生み出しやすいなと感じた。 これは必然的に各チームメンバーの成長に繋がるだろうし、転職する際にもアピールポイントとして使える経験となるだろうし、EM としてもチームのアピールやチームメンバーの評価向上に使えるため、とても嬉しい。 ただミスった時のダメージも、例えば今後チームを超えた協力を取り付けることが難しくなる、等々それなりに出る可能性が考えられる。そこは過去記事の下記一節の通り、EM として全力でサポートしていきたい。 メンバーがチームを越境してリーダーシップを発揮する 可能な限り成功確率を上げるため、サポートは惜しまずに行う リーダーシップシフト雑感|nikaera 1,584字 ...